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    波打ち際の蛍

    • 2010.02.02 Tuesday
    • 21:17
    島本 理生
    角川グループパブリッシング
    (2008-07-31)

    過去の傷から立ち直れないでいる麻由。
    けれど蛍と出会って、少しずつ世界は変わり始めた。
    心は惹かれていくのに、体がついていかない。昔の傷が、彼を拒絶してしまう。
    相手を、こんなに想っているのに。
    混乱と、痛みと、淡さと、深さと。
    人と人が響き合うラブストーリー。

    ---

    本当に勝手な思い込みなのだけど、
    島本理生は、なんとなくいけすかない感じがしてあまり好きではなく、
    今まで一冊も読んだことがなかった。

    でも、とっても良かった。
    すーっと言葉が体の中に入ってくるのね。
    描写がすごいいいよ。うまいこと、うまいところを省略するんだよなぁにくい。
    麻由の揺れる気持ちの繊細な描写とか、
    なんでもない日常なのに、きゅんとするようなこととか、
    あぁこの島本理生という人は、恋をしてきた人なんだなぁと感じた。
    DVの場面描写は意外に多くない。
    でも、ちょっとだけ出てくるそれがかなり効果的で、胃のあたりがきゅうってなる。

    ラストは消化不良感の残る人もいるかもだけど、あたしは気持ちのいい小説だと思った。
    恋をして、過去の傷から立ち直ったというそれだけだったら、
    そんなに良い作品だったとは言わなかったかも。
    今のままでは二人ともどこへも行けないと、自分のことを外側から考えていくようになってくのが良かった。でもそう簡単にはうまくいかないね。

    amazonのレビューを読んでいたら、蛍のキャラクターが薄いと書いてる人がいた。
    そうかなぁ。魅力的だと思うけどなぁ。
    淡い感じがね。
    かゆくなりそうな台詞をさらりと言うところとかね。
    少し遠回しな感じの、深い言葉遣いとかね。

    この作品の大きな魅力は、間違いなく語りの描写であるよ。
    麻由の細やかな心情を乗せた一人称が、染み込んでくる。

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